ママ・パパ30「子どもの国語力」
こんにちは、秦野市の幼児教室Kubotaのうけん・アタマGYM秦野教室です。
最近暖かくなりましたね、そして卒業式シーズン真っただ中。
卒業・卒園生の皆さん、そして保護者の方、おめでとうございます。
今日は「子どもの国語力」について調べました。
ネットの記事などでは、教員の8割が「子供の国語力低下」を感じているそうです。
参考⇒教員の8割が感じている「子供の国語力低下」が引き起こす深刻な問題 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
乳幼児期や小学生の時期にできることをお伝えします。
国語力=「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」
文部科学省では、国語力を「考える力」「感じる力」「想像する力」「表す力」としています。
参考⇒第1 国語力を身に付けるための国語教育の在り方:文部科学省
0~3歳まではコミュニケーション重視
文部科学省では0~3歳までをコミュニケーション重視期としています。
(1)3歳までの乳幼児期 【コミュニケーション重視期】
生後から3歳にかけて,前頭前野の神経細胞は急激に成長する。乳幼児の脳の発達に最も重要なのは,親子のコミュニケーションである。「話す・聞く」を中心とした親子のコミュニケーションを通じて,家庭の中で言葉を育てることが重要である。乳幼児は親とのコミュニケーションによって語句・語彙力を身に付けることができる。また,親が子供に心を開くことで,まず,子供の感性・情緒を育てながら,言葉を発達させていくことが重要である。子供の言葉を育て,豊かな感性をはぐくむことのできる「コミュニケーションの在り方」を親をはじめ子育てにかかわる人たちに広く情報提供していくことも大切である。
第1 国語力を身に付けるための国語教育の在り方:文部科学省より
絵本の読み聞かせ、おしゃべり、歌や手遊びが良い
【お家でできること】
①絵本の読み聞かせ:毎日少しずつでも大丈夫です。読んであげるだけで言葉の数が増えます。
②おしゃべり:ご飯を食べるときやお散歩のときなどに、いろんな話題を出すことで、子どもの言葉が増えてていきます。
③歌やリズム:歌や手遊びも言葉を覚えるのに楽しい方法です。リズムに合わせて言葉が自然に身についていきます。
3歳~小学生頃までは読むことを重視して。マンガでも良い
3歳~小学生頃までは「話す・聞く・読む・書く」の基礎作りの時期です。特に「読むこと」を重視すると良い時期です。
(2)3歳~11・12歳(小学校高学年くらい)まで【基礎作り期】
この時期には,前頭前野の神経細胞には大きな変化は起こらないが,語彙力など言葉の知識をつかさどる側頭葉や頭頂葉などの神経細胞は成長を続ける。
第1 国語力を身に付けるための国語教育の在り方:文部科学省より
幼児期では,「読み聞かせ」や可能であれば読書により言葉の数を増やし,さらに「言葉と社会や事物との関係」を習得するために,家庭や地域で多くの様々な経験を積ませることを意識すべきである。これにより,情緒力や想像力も身に付けることができる。
小学校では,「話す・聞く」に加えて「読む・書く」の「繰り返し練習」により,国語力の基礎となる知識を確実に身に付けさせることが重要である。特に,「読み」の学習を先行させることで,言葉の知識(特に「語彙力」)を増やすことに重点を置くべきである。
本が好きな子におススメ
【低学年向け】
『かいけつゾロリ』
イラストがふんだんに使われており絵本感覚で読めます。使われている語彙も幅広いので学習面としてもおすすめ。
『おしりたんてい』
絵本同様に、めいろやえさがしなどのお楽しみ要素も含まれていてとても読みやすいです。
「どうして?」「何が起きたの?」という質問が多く出てくるので、子どもが自分で考える力を大きく伸ばせます。
【高学年向け】
『モモ』
登場人物の心情を読み取ることで理解力が深まります。(読解力、想像力、思考力、考察力)
『僕らの七日間戦争』
物語の要約力を鍛え、文章を整理する力を養います。(要約力・文章構造の理解)
マンガも良い
本が苦手な子はマンガもおすすめです。
『かりあげクン』
植田まさしの4コマ漫画は、論理力や語彙力を養うのに役立ちます。4コマ漫画は「行間を読む」能力を要求し、国語の試験でも必要な力を養うことができます。
『ちはやふる』
競技カルタのお話。中学では百人一首を取り扱うところも多いので、今から読んでおくと良い作品です。
絵もきれいですし、漫画初心者でも抵抗なく読めると思います。
『スパイファミリー』
文章量は少なめですが、心情描写が勉強になります。アニメ化もされたので、漫画初心者にも入りやすいと思います。
まとめ
幼児の時期や小学生の間に国語力をしっかり鍛えることで、考え方やコミュニケーション能力が育ちます。学校生活や受験、社会でうまくやっていくためにとても大事なことですね。
0~3歳までは、できるだけ楽しく、たくさん話しかけてあげることがポイントです。
小学生はたくさん本やマンガを読みましょう。
毎日のちょっとした工夫で、子どもの国語力がグングン伸びるので親子で取り組んでみましょう!
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